●高尿酸血症【コウニョウサンケッショウ】
デジタル大辞泉
こうにょうさん‐けっしょう〔カウネウサンケツシヤウ〕【高尿酸血症】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
生活習慣病用語辞典
高尿酸血症
出典:あなたの健康をサポート QUPiO(クピオ)
Copyright (c) 2008-2010 Healthcare Committee, Inc. all rights reserved
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
こうにょうさんけつしょう【高尿酸血症】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
高尿酸血症
こうにょうさんけっしょう
尿酸の血中濃度が異常に高値を示す疾患。血清尿酸値が1デシリットル当り7.0ミリグラムを超える状態をいう。尿酸の産生過剰によるもの(尿酸産生過剰型)と腎臓からの排泄(はいせつ)低下によるもの(尿酸排泄低下型)、およびその両方がかかわるものに分けられ、尿酸排泄低下型がもっとも多い。また、それぞれの型には原因不明の原発性のものと、サイアザイド系利尿薬などの薬物、造血器疾患や腎不全などが原因とされる続発性のものがあり、原発性の割合が高い。全体的に男性の発症率が高い傾向にある。尿酸はプリン(プリン体)が体内で代謝された最終代謝産物で、したがってプリンを多く含む飲食物の過剰摂取によって尿酸値は高まり、尿酸産生過剰型高尿酸血症の原因となる。また過度の運動、白血病や骨髄腫および炎症性疾患などでも体内でのプリン合成が促進され、結果として尿酸産生過剰となる。ほかに体質素因、過食、ストレス、アルコール(とくにビール)過剰摂取、肥満など、さらに家族性の要因が関与する。
食習慣や生活習慣の変化に伴って高尿酸血症は増加傾向にある。高尿酸血症が長い間続くと尿酸値がさらに上昇し、関節や腎臓などに沈着して急性関節炎や腎機能障害を併発し痛風に至ることが多い。
[編集部]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「高尿酸血症」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●高尿酸血症の関連情報