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高御座【たかみくら】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

高御座
たかみくら
古代以来,大極殿紫宸殿などに設けられた天皇の御。転じて,天皇の皇位をもさした。『古事記』『日本書紀』にもみえ,それぞれ「天津高御座」「場 (たかみくら) 」の字をあて,即位朝賀などの大礼の際,天皇は高御座に着くのを例とした。御座は,黒塗り2壇 (現在のものは3壇) の上に八角形の屋形を設置し,屋根に鳳形のりをつけたもので,現在は京都御所の紫宸殿におかれており,即位の際にだけ用いられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

たか‐みくら【高座】
大極殿(だいごくでん)または紫宸殿(ししんでん)の中央に設けられていた天皇の席。元旦・即位などの大儀のとき用いられた。今は、京都御所紫宸殿に設けられ、即位礼のときにだけ用いられる。3層の黒塗りの壇の上に八角形の屋形を据え、玉座をしつらえる。
天皇の位。皇位。

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世界大百科事典 第2版

たかみくら【高御座】
即位や朝賀などの大礼のさいに使用される天皇の座所。はじめ大極殿(だいごくでん)の中央に常置されていたが,その廃亡とともに紫宸殿(ししんでん)に置かれた。唐制を模したもので,南を正面とし,西東北の3方に階段をつけた約5mの方形,高さ約1mの基壇の上に,高さ約3mの八面の屋形を組む。屋根は神輿の形に似た八角,中央に大きな鳳凰,おのおののに蕨手の飾を出し,その上に小さな鳳凰を立て,玉旛を下げる。破風の南北に各5面,その他六方には各3面の鏡と,その間に白玉唐草で囲んだ彫物を立て並べる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

たかみくら【高御座】
即位・朝賀など朝廷の儀式の際、大極殿または紫宸殿の中央に設けた天皇の座。黒塗りの三層の壇の上に、八角形の屋形を据えて帳とばりをめぐらし、内部に畳や茵しとねを重ねて天皇の座とする。
天皇の位。天位。 -天の日嗣と/万葉集 4089

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

高御座
たかみくら
即位、大嘗会(だいじょうえ)、朝賀(ちょうが)などの儀式のときに天皇の着す座。皇位そのものも意味する。平城宮では大極殿(だいごくでん)に、平安宮では大極殿・豊楽(ぶらく)殿・武徳(ぶとく)殿に設けられた。1177年(治承1)に大極殿が焼亡したのちは、紫宸(ししん)殿に設けられたこともある。現在京都御所の紫宸殿には大正・昭和・平成の即位式に使用されたものが残されている。
 大極殿の母屋(もや)の中央に二段の壇をつくり、東西北三方に階(かい)を設け、8本の柱を立てて八角形の屋形(やかた)を据える。その蓋(かさ)の上には大小の鳳凰(ほうおう)の像と鏡を飾り、屋形の各面には玉幡(ぎょくはん)(玉を連ねて旗のようにしたもの)を垂らし、綾(あや)の帳(とばり)をかけ、周囲の壇上には綾布を敷き詰める。内部には畳や茵(しとね)を重ね、天皇の座を設けた。
 しかし、政治の場が内裏に移行するにつれて、大極殿は荒廃していったらしく、『大鏡』には藤原道長(みちなが)の豪胆さを示す話として、若いころ大極殿に胆試(きもだめ)しに行き、証拠品として高御座の柱を少し削って持ち帰ったことが書かれている。[吉田早苗]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

たか‐みくら【高御座】
〘名〙
① 即位や朝賀などの大儀に、大極殿または紫宸殿の中央に飾る浜床(はまゆか)の上に御帳をめぐらした天皇の玉座。
※書紀(720)雄略即位前(前田本訓)「壇(タカ御倉)を泊瀬(はせ)の朝倉(あさくら)に設けて即天皇位(あまつひつぎしろしめ)す」
※大鏡(12C前)五「高御座(タカミクラ)のみなみおもてのはしらのもとをけづりて候なり」
② 天皇の位。天位。皇位。
※万葉(8C後)一八・四〇九八「多可美久良(タカミクラ)(あま)の日継と」
③ 雛人形を飾る雛段の一番上の段で、内裏雛(だいりびな)を飾るところ。
※雑俳・柳多留‐一六(1781)「嫁の手は高みくら迄とどきかね」
④ 高い建物。高殿。城楼。
※大唐西域記長寛元年点(1163)七「鹿女乃ち城楼(タカミクラ)にのぼり」

出典:精選版 日本国語大辞典
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