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高等裁判所【こうとうさいばんしょ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

高等裁判所
こうとうさいばんしょ
法律 (裁判所法) の定めるところにより設置される下級裁判所 (憲法 76条1項) の一種で,下級裁判所としては最上位を占める。東京,大阪,名古屋広島福岡仙台札幌高松の8ヵ所におかれる。各高等裁判所は,高等裁判所長官および相応な員数の判事で構成される (裁判所法 15) 。内乱にかかわる事件や法律によって特に定められた行政事件について第1審として裁判する権限をもつほか,地方裁判所の第1審判決家庭裁判所の判決および簡易裁判所刑事に関する判決に対する控訴,刑事に関するものを除いて地方裁判所の第2審判決および簡易裁判所の判決に対する上告などを扱う (裁判所法 16,17) 。事件は,原則として3人の裁判官合議体で扱う (18条) 。最高裁判所は高等裁判所の管轄区域内に高等裁判所支部を設けることができる (22条) 。

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デジタル大辞泉

こうとう‐さいばんしょ〔カウトウ‐〕【高等裁判所】
下級裁判所の中で最上位の裁判所。東京・大阪・名古屋・広島・福岡・仙台・札幌・高松の8か所にある。高裁。

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世界大百科事典 第2版

こうとうさいばんしょ【高等裁判所】
憲法にいう下級裁判所のうち最上位にあり,最高裁判所のすぐ下に位置する裁判所で,地方裁判所で行われた民事,刑事の訴訟(第一審)の終局判決に対する控訴事件を主として取り扱う。東京,大阪,名古屋,広島,福岡,仙台,札幌,高松の8都市に設置されている。管轄区域内の別の都市に支部をもつ高等裁判所もあるが,支部は法律上は本庁一部分とみなされる。高等裁判所は裁判所法(1947公布)を根拠として存在するが,同法の制定以前は現在の高等裁判所に相当する裁判所として控訴院が置かれていた。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

高等裁判所
こうとうさいばんしょ

憲法でいう下級裁判所のなかで最上級に位する裁判所(裁判所法2条・15条~22条)。単に高裁とも略称される。旧制度下の控訴院に相当し、1947年(昭和22)公布の裁判所法に拠(よ)って発足。2010年(平成22)時点で、東京、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台、札幌、高松の8か所にあり、支部として、名古屋高裁の金沢支部、広島高裁の岡山支部・松江支部、福岡高裁の宮崎支部・那覇支部、仙台高裁の秋田支部の6か所がある。また、東京高裁には特別の支部として、知的財産高等裁判所が設置されている。

 高等裁判所は、高等裁判所長官および相応な員数の判事からなるのが原則であり、これがさらに各高等裁判所内で合議体を構成する裁判官の組合せ(これを部という)に配属される。この部が裁判機関としての裁判所ということになる。このほか、各高等裁判所に、庶務をつかさどるため事務局が付置される。

 高等裁判所が扱う事件には次のものがある。

(1)控訴事件(地方裁判所の第一審判決、家庭裁判所の判決および簡易裁判所の刑事に関する判決に対する控訴事件)
(2)抗告事件(地・家裁の決定・命令、簡裁の刑事に関する決定・命令に対する抗告)
(3)上告事件(刑事に関するものを除いて、地裁の第二審判決および簡裁の第一審判決に対する上告)
(4)第一審事件(内乱罪に関する事件、とくに法律で高等裁判所へ出訴すべきものとされている事件)
 高等裁判所が裁判をする場合には、原則として3人、例外的に5人(内乱罪に関する事件、独占禁止法に関する事件など)の合議体で行う。このうち1人が裁判長となる。

 高等裁判所には最高裁判所の委任により規則制定権が与えられる。また、最高裁判所の監督の下に、高等裁判所は司法行政(事務官等の人事など)上の権限を有し、裁判官会議の議によりこの司法行政事務を行う。裁判官会議は、高等裁判所長官を議長として、所属裁判官全員で組織される。

[本間義信]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こうとう‐さいばんしょ カウトウ‥【高等裁判所】
〘名〙 下級裁判所の最上位にある裁判所。わが国では、昭和二二年(一九四七)施行の裁判所法に基づいて東京、大阪、名古屋、仙台、広島、高松、福岡、札幌に設置。地方裁判所および簡易裁判所の第一審判決に対する控訴、第二審判決に対する上告、決定および命令に対する抗告、家庭裁判所の判決に対する上告を扱うほか、内乱に関する訴訟の第一審裁判を行なう。原則として三人の裁判官の合議体をとり、うち一人が裁判長となる。高裁。

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