@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

魚河岸【うおがし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

魚河岸
うおがし
魚市場のある河岸の意味。日本橋から江戸橋にかけての河岸に魚市場があったことに由来する。日本橋の魚市場は,慶長年間(1596~1615)に開かれたとされ,幕府特許を得た魚問屋が営業,江戸の隆盛とともに,本小田原町,本船町,安針町を中心として栄えた。関東大震災後,東京都中央区築地に移転してからは,東京都中央卸売市場築地市場)の通称として用いられるようになった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

うお‐がし〔うを‐〕【魚河岸】
魚市場のある河岸。また、魚市場。
東京の築地(つきじ)にあった中央卸売市場の通称。古くは江戸時代初期から大正12年(1923)まであった日本橋付近の魚市場をいった。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

うおがし【魚河岸】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

魚河岸
うおがし

魚介類を一般業者に卸売りする魚市場のある河岸(かし)をいい、全国各地にみられる。江戸時代から1923年(大正12)まで日本橋付近にあった魚市場(日本橋魚河岸)、および1935年(昭和10)から2018年(平成30)まで東京都中央区築地(つきじ)にあった中央卸売市場(築地市場)水産物部の通称でもある。江戸に幕府が開かれた当初、魚類は現在の芝浦一帯の地域で売買され雑喉場(ざこば)といったが、品川沖でとれた魚類はとくに新鮮であったので、江戸の前の海でとれた魚、すなわち江戸前の芝肴(しばざかな)として珍重された。魚河岸は元来、摂津より来住した漁師たちが、幕府に納める魚類の残余を、市中一般に販売したのに始まるといわれる。その後、徳川家康は江戸の繁栄策として、郷藩三河(みかわ)の出身者にも魚類販売の利権を与えた。日本橋北詰から荒布(あらめ)橋に至る河岸一帯に市場を設けて、各地から入荷する魚介類のうちの優れたものはすべて公儀御用としてこの市場で扱わせたので、河岸の隆昌(りゅうしょう)は日を追って盛んになり、日本橋界隈(かいわい)は魚介専門の店やこれに関連する店などで大商店街を形成した。また、生鮮食料品を扱うところから敏捷(びんしょう)な動作が要求されて、人々の気風もおのずから荒々しくなり、生き物に通ずる意気と気っぷのよさを誇る魚河岸特有の気質を生んで、歯切れのよい早口の日常会話から「江戸前の啖呵(たんか)」などということばも生じた。

 日本橋の魚河岸は明治時代以後も隆盛を極めたが、1923年(大正12)の関東大地震により600戸を超す卸売店、仲買店が焼失したので、芝浦埋立地に仮設の臨時市場を設け、同年12月築地に移転した。仮営業・調整の時期を経て、1935年2月に「東京市中央卸売市場」として本格業務を開始、都内消費量の大半を取り扱った。2018年10月には、施設の老朽化・過密化などの理由により江東区豊洲(とよす)に移転した。

[佐藤農人 2019年6月18日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

うお‐がし うを‥【魚河岸】
〘名〙 魚市場のある河岸。東京では特に大正一二年(一九二三)まで日本橋にあった魚市場、また、現在の築地にある中央卸売市場をさしていう。かし。
※雑俳・柳多留‐一四一(1835)「魚河岸で李達程憎む納屋の犬」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

さかな‐がし【魚河岸】

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

魚河岸」の用語解説はコトバンクが提供しています。

魚河岸の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation