●鳳凰【ほうおう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
鳳凰
ほうおう
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
ほう‐おう〔‐ワウ〕【×鳳×凰】
2 紋所の名。1を図案化したもの。鳳凰丸や桐に鳳凰などがある。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ほうおう【鳳凰 fèng huáng】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
鳳凰
ほうおう
中国古代の想像上の瑞鳥(ずいちょう)。鳳凰は麒麟(きりん)、亀(かめ)、竜とともに四霊の一つに数えられ、徳の高い君子が天子の位につくと出現するというめでたい禽鳥(きんちょう)と考えられた。たとえば、太古の聖帝である黄帝(こうてい)が天下を治めたときには宮廷に鳳凰が飛来し、麒麟が郊外で戯れたと伝えられ、同じく聖帝の1人である舜(しゅん)の治世にも、ふたたび鳳凰が現れたとされている。梧桐(ごとう)の木に宿り、竹の実を食べ、醴泉(れいせん)を飲むと伝えられ、雄を鳳、雌を凰と分けて称することもある。鳳凰の姿は麒麟や竜と同様、時代が下るにつれてすこぶる奇怪な姿となっていった。『山海経(せんがいきょう)』によると鳳凰の外形はニワトリのようで、羽毛は五色に彩られ、体の各部にはそれぞれ徳(首)、義(翼)、礼(背)、仁(胸)、信(腹)の字が浮かび出ていたという。鳳凰が多色の鳥と考えられたのは、中国にもたらされたクジャクの影響によるとする説もあるが、鳳の字がすでに殷(いん)代の甲骨文字にみえ、風の神として祭祀(さいし)の対象となっていることから、これが鳳凰の原型と思われる。
[桐本東太 2017年8月21日]
鳳凰文
日本には古墳時代末期に中国六朝(りくちょう)より鳳凰文が伝えられ、以後今日まで吉祥(きちじょう)模様として各種の工芸意匠に賞用された。奈良県桜井市穴師珠城山(あなしたまきやま)3号墳から出土した古墳時代の『金銅製双鳳文透彫杏葉(ぎょうよう)』(奈良国立博物館)は、わが国最古の鳳凰文の一つである。鳳凰文には、「鳳凰の丸」のように単独に表されているもののほかに、「双鳳(そうほう)」として左右相称の形式をとるもの、あるいは桐・竹・牡丹(ぼたん)などと組み合わせて表されるものなどがある。
[村元雄]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
動植物名よみかた辞典 普及版
鳳凰 (ホウオウ)
出典:日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
ほう‐おう ‥ワウ【鳳凰】


出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「鳳凰」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●鳳凰の関連情報