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鴛鴦【エンオウ】

デジタル大辞泉

えん‐おう〔ヱンアウ〕【××鴦】
《「鴛」はの、「鴦」はオシドリ
オシドリのつがい。
《オシドリの雌雄がいつも一緒にいるところから》夫婦ののむつまじいことのたとえ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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おし‐どり〔をし‐〕【鴛鴦】
カモ科の鳥。全長48センチくらい。雄の冬羽は橙(だいだい)色や緑色で美しく、翼に銀杏羽(いちょうば)があり、冠羽やほおの飾り羽をもち、くちばしは赤い。雌は全体に地味な灰褐色で、目の周囲から後方白線がある。森の中の湖や川辺の木のに卵を産み、またドングリを好む。アジア東部に分布。おしかも。えんおう。 冬》「―や松ケ枝高く居静まり/茅舎
夫婦などの男女がむつまじく、いつも一緒にいること。また、そういう男女のたとえ。「鴛鴦夫婦」
女性の髪形の一。髪を左右に分け、笄(こうがい)の上でたすきをかけたように結ったもの。多く、近世、町娘が結った。

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おし〔をし〕【鴛鴦】
オシドリの古名。 冬》

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世界大百科事典 第2版

えんおう【鴛鴦】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

えんおう【鴛鴦】
は雄の、は雌のオシドリ
オシドリ。
オシドリがいつも雌雄ともにいることから 夫婦仲のむつまじいこと。
有職文様の一。を模様化したもの。つがいで描かれるものが多い。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

おし【鴛鴦】
オシドリ。鴛鴦えんおう[季] 冬。
家紋の一。にかたどったもの。
[句項目] 鴛鴦の衾

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おしどり【鴛鴦】
カモ目カモ科の水鳥。繁殖期の雄は橙色のイチョウの葉形の飾り羽をもち、非常に美しい。雌は灰褐色に斑まだらのある地味な鳥。暗い池や小川の木陰などを好み、山地の水辺に近い木の空洞に巣をつくる。シベリア・朝鮮・中国・日本に分布。 [季] 冬。
仲がよくて、いつも一緒にいる男女のたとえ。 -夫婦 オシドリは繁殖期になると雄は美しい羽毛となりつがいで行動するが、実際にはつがいは毎年新しくつくられる鴛鴦えんおうの契り
近世の女性の髪形の一。
島田髷まげの変形。雌雄の二形ある。上方で一六、七歳の少女が結う。
江戸末期、江戸で結われたもの。髷の部分が御盥おたらいに似る。

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動植物名よみかた辞典 普及版

鴛鴦 (オシドリ)
学名:Aix galericulata
動物。ガンカモ科の鳥

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精選版 日本国語大辞典

えん‐おう ヱンアウ【鴛鴦】
〘名〙
① (「鴛」は雄、「鴦」は雌のオシドリ) =おしどり(鴛鴦)
※性霊集‐二(835頃)大和州益田池碑「鴛鴦鳧鴨、戯水奏歌」 〔詩経‐小雅・鴛鴦〕
② (オシドリは決して雌雄が離れないといわれるところから) 仲のよい夫婦、男女。また、そのたとえ。
※新撰朗詠(12C前)下「鴛鴦袂を連ねて謳吟す 窈窕簾を隔てて談咲す〈藤原斉信〉」

出典:精選版 日本国語大辞典
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おし をし【鴛鴦】
〘名〙
① 鳥「おしどり(鴛鴦)」の古名。《季・冬》
※書紀(720)大化五年三月・歌謡「山川に 烏志(ヲシ)二つ居て たぐひよく たぐへる妹を たれか率(ゐ)にけむ」
※俳諧・其袋(1690)冬「鴛(ヲシ)のきて物潜なる小池哉〈尚白〉」
② 紋所の名。オシドリの形、または一つがいのオシドリを円形にかたどったもの。江戸時代、近衛家の替え紋。
※平治(1220頃か)上「紺地の錦のひたたれに、萌黄匂のよろひに、鴛のすそ金物打ちたるに」
[語誌]→「おしどり(鴛鴦)」の語誌

出典:精選版 日本国語大辞典
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おし‐どり をし‥【鴛鴦】
〘名〙
① カモ科の水鳥。全長約四五センチメートル。雄は美しく、背に思羽(おもいば)と呼ばれるイチョウの葉のような形をした羽がある。雌は全体に地味な色で、背部は暗褐色。雄も夏には雌とほとんど同じ色になる。川や湖水などに群をなしてすみ、夏は深山の木のほら穴などに巣をつくって産卵する。シベリア東南部、中国、日本などに分布する。おん。おし。えんおう。《季・冬》
※万葉(8C後)一一・二四九一「妹に恋ひ寝(いね)ぬ朝明(あさけ)に男為鳥(ヲシどり)の此ゆかく渡る妹が使か」
② 夫婦や男女の仲むつまじいようすにいう語。
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「我は名残もおし鳥の、つがひ離るる憂き思ひ」
③ 髷(まげ)の一種。
(イ) 髪を左右に分け、笄(こうがい)の上にたすきを掛けたように結ったもの。近世、町娘などが結ったもので、結い上げた髪形がオシドリに似ているところからいう。また歌舞伎で、お染、お夏など上方狂言の娘形のかつらとして用いる同型のものをいう。
※吾妻余波(1885)〈岡本昆石編〉一「鴛鴦(ヲシドリ)維新前に折々此風に結者みえしが方今廃れり」
(ロ) 男の髪の結い方の一種という。
※洒落本・仕懸文庫(1791)一「髪の風はをしどりといふやつもっとも小びたゐあり」
④ 学科の成績で乙のこと。〔新時代用語辞典(1930)〕
[語誌]和歌では「をしどり」より「をし」の形で使われることが多く、同音の「惜し」を導く序詞もしくは「惜し」との掛詞としても用いられる。「書紀‐歌謡」に「をし二つ居て」と詠まれて以来、一般には「鴛鴦、匹鳥」〔詩経‐小雅・鴛鴦・毛伝〕の理解に基づき、雌雄仲の良いたとえとして用いられた。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

鴛鴦
おしどり
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
天明6.秋(京・嵐座)

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鴛鴦
(通称)
おしどり
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
鴛鴦容姿の正夢
初演
文政11.1(江戸・中村座)

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