●麻の葉【アサノハ】
デジタル大辞泉
あさ‐の‐は【麻の葉】
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
あさ【麻】 の 葉(は)
① 麻の葉。御祓(おはらい)の折の神具とされた。《季・夏》
※和泉式部集(11C中)上「思ふこと皆尽きねとてあさのはを切りに切りても祓ひつるかな」
② 染模様の名。①をかたどり六角形状に六個のひし形を組み合わせた幾何学的な模様。また、その連続模様。近世、文化、文政(一八〇四‐三〇)頃京坂を中心とした女性の間で流行した。また、真っ直ぐにのびる麻にあやかって、子供の産着(うぶぎ)、下着の模様として用いられた。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三「『一粒鹿子かヱ』『アア』『麻(アサ)の葉(ハ)もよいねへ』『あれは半四郎鹿子と申すよ』」
③ 紋所の名。②と同様の模様を基本とする。

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