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黄体【おうたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

黄体
おうたい
corpus luteum
排卵のあとで卵胞が変化したもの。黄色の顆粒状の色素を含む細胞で満たされており,黄体ホルモン (プロジェステロン) を分泌して,妊娠の成立や維持に役立つ。ヒトでは,ほぼ1ヵ月に1回黄体が形成され,妊娠が成立しなければ 14±2日間存続してから退行萎縮して,白体となる。妊娠すると約6週間存続する (→月経 ) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

おう‐たい〔ワウ‐〕【黄体】
脊椎動物の卵巣で、排卵後の卵胞から生じる黄色の組織黄体ホルモンを分泌し、発情周期を調整する。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

黄体
 ルテインともいう.排卵のあと下垂体前葉黄体形成ホルモン作用により卵胞が変化して生成する小体.妊娠すると妊娠黄体として黄体ホルモン(プロゲステロンと20αヒドロキシプロゲステロン)を分泌する.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

おうたい【黄体 corpus luteum】
脊椎動物の卵巣の中にあり,卵胞から排卵が起こることによってできる組織塊。成熟卵胞が破裂して排卵が起こると,卵胞の中へ血液が充満し赤体となる。この血液はまもなく吸収され,卵胞を囲んでいた内卵胞膜細胞theca interna cellと卵胞内に充満していた顆粒膜細胞granulosa cellが増殖して黄色みを帯びた黄体細胞となり,黄体を形成する。前者に由来する細胞を卵胞膜黄体細胞theca lutein cell,後者に由来する細胞を顆粒層黄体細胞granulosa lutein cellとよぶ。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

黄体
おうたい

脊椎(せきつい)動物の卵巣の構成要素の一つ。卵は濾胞(ろほう)(卵胞)の中に含まれていて、排卵のあとの濾胞は緩んでひだが寄り、血液をためているが、やがて濾胞の細胞が変化して厚い層をなすようになる。こうしてできた組織を黄体という。哺乳(ほにゅう)類では、黄体の細胞は主として濾胞上皮(顆粒膜(かりゅうまく))の細胞からできるが、内莢膜(ないきょうまく)の細胞も黄体細胞になることがある。黄体形成に際して細胞の増殖はほとんどなく、個々の細胞が大きくなる。顆粒膜からできる黄体細胞には、明るく丸い核と赤色の酸性色素エオシンによく染まる豊かな細胞質があり、細胞質に、黄体の名の由来であるルテインとよばれる黄色の脂質顆粒を含む。一方の内莢膜からできる黄体細胞は顆粒膜黄体細胞よりも小さい。電子顕微鏡で見ると、両黄体細胞とも滑面小胞体が著しく発達し、層板状ではなく管状のクリスタをもつ大形のミトコンドリアの存在が特徴的である。妊娠が成立すると、個々の細胞が特別に肥大するので、黄体は全体として大きくなり(妊娠黄体)、妊娠維持に必要なホルモンのプロゲステロンを大量に分泌する。妊娠の末期、または妊娠がおこらない場合には、次の排卵までに黄体は急速に退化し始める。黄体細胞は萎縮(いしゅく)し、脂肪変性をおこして消失する。ヒトでは、繊維素が黄体細胞のあとを埋めるので、肉眼で見ると白い組織(白体)となる。白体はやがて完全に消失する。さまざまな発達段階にある濾胞が排卵しないで黄体化することもあり、これを閉鎖黄体という。

[川島誠一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

おう‐たい ワウ‥【黄体】
〘名〙 脊椎動物の卵巣で、卵を排出した濾胞からできるもの。濾胞の殻が収縮し、壁の細胞が肥大、変質したもので、黄体ホルモンを分泌する。〔医語類聚(1872)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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