@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

黄帝内経【こうていだいけい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

黄帝内経
こうていだいけい
Huang-ti-nei-ching
中国最古の医書とされている。素問編と霊枢編の2部から成る。素問編は『黄帝内経素問』あるいは単に『素問』ともいう。黄帝とその臣岐伯との問答に託し,陰陽五行説を利用して,生理病理,衛生の基礎的理論を述べており,多少後世改修があるが,頃の作と考えられる。霊枢編は鍼灸の術について述べる。現存の霊枢の由来については不明の点が多い。素問には王冰 24巻があり,霊枢には宋の 崧 (ししょう) の注 24巻がある。これらとは別に,楊上善の注による『黄帝内経太素』 30巻が日本にだけ伝わり,『黄帝内経』の旧形を保存している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

こうていだいけい〔クワウテイダイケイ〕【黄帝内経】
中国の古典医学書。戦国時代から秦・漢にかけて、医学文献を集大成したものとされる。現存本は「素問(そもん)」「霊枢(れいすう)」に分けられ、黄帝と岐伯(きはく)・雷公(らいこう)らとの問答形式で、生理・病理・診断法・治療法を述べたもの。こうていないきょう。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

こうていだいけい【黄帝内経 Huáng dì nèi jīng】
中国のもっとも古い医学書。18巻。《黄帝外経》とともに前漢末期(前1世紀末)に存在したと記録されているが,どちらも早い時期に失われてしまい,その正確な内容も内経と外経にどのような区別があったかも不明である。しかし,その後《黄帝内経素問》(通常《素問》と呼ばれる)と《黄帝内経太素》(《太素》),《黄帝内経霊枢》(《霊枢》)という書が出現し,《素問》と《霊枢》は医学理論の基本的な書として,唐以後,常に研究の中心になった。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

黄帝内経
こうていだいけい

中国の古典医学書。著者、著作年代ともに不明。前漢(前206~後8)末ごろ存在していた。『漢書(かんじょ)』「芸文志(げいもんし)」に『黄帝内経』18巻とあるが、内容は明らかではない。『素問(そもん)』9巻、『霊枢(れいすう)』9巻からなっていたといわれ、今日、『黄帝内経』には『黄帝内経素問』『黄帝内経太素(たいそ)』『黄帝内経霊枢』の3種の書がある。『黄帝内経素問』は5世紀末ごろの全元起(ぜんげんき)が注釈を加え、『全元起注黄帝素問』8巻とした。唐代の王冰(おうひょう)は訛(か)字を正し、脱字を補い、注を入れ篇(へん)の順序も変えるなどして24巻81篇の『素問』にした。この書物を基にして北宋(ほくそう)の仁宗(じんそう)帝(在位1022~63)の勅命により、林億(りんおく)・高保衡(こうほこう)らが『重広補注(じゅうこうほちゅう)黄帝内経素問』24巻の現行本とした。医学全般の基礎理論が書かれている。『黄帝内経太素』30巻は隋(ずい)代(581~618)の楊上善が著した。これは『黄帝内経素問』のように変更(王冰の改変、林億らの校改)を受けていないので珍重されている。中国では南宋のころから亡失していたが、日本の京都仁和寺(にんなじ)に古写本が存している(国宝)。『黄帝内経霊枢』12巻には鍼灸(しんきゅう)治療に関する理論が書かれ、重要な書とされている。

[山本徳子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

黄帝内経」の用語解説はコトバンクが提供しています。

黄帝内経の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation