●黄櫨染【こうろぜん】
色名がわかる辞典
こうろぜん【黄櫨染】
出典:講談社
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デジタル大辞泉
こうろ‐ぜん〔クワウロ‐〕【黄×櫨染】
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世界大百科事典 第2版
こうろぜん【黄櫨染】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
黄櫨染
こうろぜん
染色の名。黄がかった茶色で、天皇が用いる束帯(そくたい)の袍(ほう)地に染められる。中国・唐より伝えられ、帝王の服色として太陽の色を象徴する赭黄(しゃおう)に倣ったものといわれる。これは禁色(きんじき)で、他の者の使用は許されなかった。黄櫨染の名が文献にみられる最初は、『日本後紀』嵯峨(さが)天皇の弘仁(こうにん)11年(820)正月の詔にある「元正受朝則用袞冕十二章、朔日受朝大小諸会則用黄櫨染衣」である。『延喜式(えんぎしき)』によると、櫨(はぜ)と蘇芳(すおう)によって染められ、「黄櫨綾一疋。櫨十四斤。蘇芳十一斤。酢二升。灰三斛。薪八荷」とある。なお続いて「帛一疋。紫草十五斤。酢一升。灰一斛。薪四荷」とあるのは、黄櫨染御袍の裏地の紫染めについて記したものであって、紫草で黄櫨染をしたわけではない。一般に位袍は表地、裏地とも同色であるが、黄櫨染御袍に限って裏地を紫や二藍(ふたあい)色とするのが故実である。
[高田倭男]
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精選版 日本国語大辞典
こうろ‐ぜん クヮウロ‥【黄櫨染】

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