@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

黄砂【こうさ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

黄砂
こうさ
yellow sand
中国のゴビ砂漠などのジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠砂嵐の盛んなに多いが,まれに冬にも起る。新潟などに降る赤い雪の原因も同じものといわれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵

黄砂
中国内陸部のゴビ砂漠などの乾燥地帯で、風によって巻き上げられた多量の砂塵(さじん)が偏西風に乗って運ばれ、中国東部、朝鮮半島、日本などにゆっくり降下する現象。春に多く、空を黄褐色にし、視程障害、呼吸器疾患などをもたらす。日本への飛来回数は年による差が大きい。近年、中国大陸の砂漠化が進み、黄砂は増加傾向にある。黄砂観測日数(全国98地点のいずれかで観測した日数)は、年々増加傾向にあり、最大は2002年の55日。近年のアジアの経済成長に伴い、アジア上空に褐色雲(黄砂や大気汚染物質など、大気中に浮遊するエアロゾルが高密度に集まった褐色の雲)が目立っており、地球温暖化予測や健康への影響が懸念され始めている。04年1月から気象庁が黄砂に関する予測情報を発表している。 【年ごとの黄砂の観測日数】 (1971〜1980) 12、11、16、14、14、34、42、28、32、14 (1981〜1990) 34、16、26、15、22、 5、10、20、16、43 (1991〜2000) 19、28、30、31、12、34、16、13、22、49 (2001〜2007) 48、55、15、31、43、42、34(1〜8月)
(饒村曜 和歌山気象台長 / 2008年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

朝日新聞掲載「キーワード」

黄砂
中国大陸で発生し、偏西風に乗って日本海を渡ってくる。乾燥化などの影響で、00年ごろから急激に増加している。大気汚染の原因になる化学物質をもたらすとして問題視されるほか、カビ細菌などの微生物を運んでくる可能性もあり、人の健康や生態系への影響が指摘されている。
(2008-11-25 朝日新聞 朝刊 石川全県 1地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

こう‐さ〔クワウ‐〕【黄砂/黄沙】
黄色い砂。
中国北西部で、黄色の砂塵(さじん)が強風に舞い上げられて空を覆い、風に運ばれながら徐々に降下する現象。3~5月に多く、日本に及ぶこともある。 春》「―降る台湾メール沖を行く/禅寺洞」
砂漠。
黄土

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

とっさの日本語便利帳

黄砂
中国内陸やゴビ砂漠などで、風によって巻き上げられた多量の砂塵(さじん)が偏西風に流され、中国、朝鮮半島、日本でゆっくり降下する現象。春に多く、空一面が黄褐色になる。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

こうさ【黄砂】
おもに中国北部の黄土地帯で風によって空高く舞い上がった細かな砂塵が大気中に広がり遠くにまで及ぶ現象,またはその細かな砂塵。このとき空は黄色あるいは黄褐色となり,太陽は著しく生気を失い,視程は悪くなる。3~5月に多い。この時期には上記黄土地帯の地面が草におおわれることがなく,西あるいは北西の風が比較的強いためである。日本全国で見られるが,地理的理由から当然,西日本ほどその頻度は高い。【竹内 清秀

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

黄砂
こうさ

中国大陸奥地のオルドス、ゴビなどの砂漠の砂が強風に舞い上げられ、上空の偏西風に流されて海を渡り、日本にまで飛んでくる現象。沖縄では赤霧(あかぎり)という。

 黄砂は西日本ほど多い。そして同じ九州でも、長崎県五島地方は年間平均10日間は黄砂をみるが、九州東岸では2日間である。黄砂は冬から春にかけて多い。五島地方の黄砂日数は、1月0.2日、2月0.8日、3月2.5日、4月3.8日、5月2.0日、6月0.5日である。冬におこった黄砂が混じると、降る雪に色がつく。これを紅雪(べにゆき)または赤雪(あかゆき)とよんだりする。

 黄砂に似た現象はほかにもあり、たとえばサハラ砂漠の砂が地中海を飛び越えてヨーロッパに広がることがある。それが雨に混じって降ったものは「血の雨」ともいう。

[平塚和夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

おう‐さ ワウ‥【黄砂】

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

黄砂」の用語解説はコトバンクが提供しています。

黄砂の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation