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鼈甲【ベッコウ】

デジタル大辞泉

べっ‐こう〔‐カフ〕【×鼈甲】
海ガメの一種タイマイを加工して作った装飾品材料半透明で、黒とのまだらの模様がある。(くし)・ブローチなどの細工物に用いる。江戸時代、タイマイの甲の使用が禁止されたことから、名をスッポン(鼈)に借りたものという。
スッポンの背甲漢方で強壮薬とする。

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世界大百科事典 第2版

べっこう【鼈甲】
ウミガメの一種タイマイ(玳瑁)の甲羅をいい,木工芸などの加飾材に古くから用いられ,装身具としても加工される。主成分は角質(炭素55%,酸素20%,窒素16%,硫黄2%)で半透明,樹脂ようの光沢があり,モース硬度はほぼ2.5,比重1.29,屈折率1.55。べっこうは多く屋根瓦状に積み重なっているが,タイマイ以外のウミガメは重なりのない石垣状で〈和甲〉と呼ばれ,べっこうの代用にされる。べっこうは色と黒の(ふ)の有無により白甲(しろこう),あめ甲,黒甲,斑甲(ばらふ)に分類される。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

べっこう【鼈甲】
カメ類の甲。特に、スッポンの甲。生薬の一つで、解熱・強壮薬に用いる。
タイマイの甲。櫛くし・笄こうがいなどの材料。 近世、タイマイの甲を装飾品として用いることが禁止されたためスッポンの甲と言いのがれたことからの称

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

べっ‐こう ‥カフ【鼈甲】
〘名〙
① 亀(かめ)の甲。カメ類のからだをおおっている、堅い殻(から)。特に、鼈(すっぽん)の甲をさすことが多い。古く、薬用として珍重された。
※延喜式(927)三七「諸国進年料雑薬 畿内 山城国卅二種〈略〉鼈甲一枚」 〔新唐書‐地理志・七上〕
② 海亀の一種である瑇瑁(たいまい)の甲を何枚か重ね、水と熱を加えながら圧縮して作ったもの。櫛(くし)、笄(こうがい)、眼鏡のつる、カフスボタンなど装飾品の材とする。近世、瑇瑁の甲を服飾品として用いることが禁止されていたため、これを鼈の甲と言いのがれたところから生じたことば。
※仮名草子・都風俗鑑(1681)二「思ひ思ひのさし櫛は〈略〉亀甲(ベッカウ)、たいまひなり」
③ 張形(はりかた)の異称。近世、最高級品は鼈甲で作られたところからいう。
※雑俳・末摘花(1776‐1801)初「へっ甲を下かいへおとす長つぼね」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

鼈甲
べっこう
タイマイ」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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