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鼻炎【びえん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

鼻炎
びえん
rhinitis
鼻腔の炎症気候の変化や感冒,あるいは化学的な刺激によって急性鼻炎が起き,場合によっては慢性型に移行する。急性鼻炎の症状は,鼻粘膜充血,腫れ,水っぱななどである。慢性鼻炎アデノイド (腺様増殖) や副鼻腔の炎症に起因することもあり,しばしば粘膜肥厚を起し肥厚性鼻炎や,萎縮をきたす萎縮性鼻炎一因となることもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

び‐えん【鼻炎】
鼻腔粘膜の炎症。くしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどがみられる。急性のものは風邪によることが多く、慢性では粘膜が厚する肥厚性鼻炎、萎縮(いしゅく)する萎縮性鼻炎、アレルギー性鼻炎などがある。鼻カタル

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

びえん【鼻炎 rhinitis】
鼻粘膜の炎症をいうが,原因には,ウイルス細菌による炎症だけではなく,温度や湿度の差による物理的刺激,有害なガスやちりなどの化学的刺激,花粉などアレルギー性の原因などが含まれる。また病気の起り方と治り方とから急性と慢性とに分類される。
[急性鼻炎]
 最も多いものは風邪症候群一部分である鼻の症状で,風邪の前ぶれ(前駆症状)であることも,風邪が鼻に残った(後遺症状)であることもある。また風邪のほかに,はしか,風疹,水痘インフルエンザなどのウイルス性疾患,猩紅(しようこう)熱などの細菌性疾患でも急性鼻炎の症状を呈する。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

鼻炎
びえん

鼻粘膜の炎症で、急性鼻炎、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎の4種類が代表的である。

[河村正三]

急性鼻炎

ウイルスなどの感染でおこる鼻かぜと単純性急性鼻炎が多い。

 単純性急性鼻炎の誘因としては、副鼻腔(びくう)炎、扁桃(へんとう)炎、アデノイドなど近接する器官の炎症をはじめ、塵埃(じんあい)、煤煙(ばいえん)、たばこ、空気の汚染、極端な温度変化、過度の乾燥や湿潤などがあげられるが、これらの誘因の一つ、あるいは複数の因子によっておこる。症状は、くしゃみに始まり、鼻漏(鼻汁)過多、鼻閉(鼻づまり)、嗅覚(きゅうかく)障害で、鼻かぜと似ているが発熱などの全身症状はない。鼻粘膜は充血し、腫脹(しゅちょう)する。通常、10日以内に治癒するが、ときに細菌感染をおこして症状が悪化し、発熱する。経過が長引くと副鼻腔炎や慢性鼻炎になる。治療は、安静や加温のほか、対症的に解熱剤、鎮痛剤、鎮咳(ちんがい)剤、消炎剤を投与し、細菌感染をおこした場合は抗生物質を投与する。

[河村正三]

慢性鼻炎

急性鼻炎の誘因が改善されないと慢性鼻炎に移行する。慢性鼻炎には三つの病態があり、それぞれ単純性慢性鼻炎、肥厚性鼻炎、萎縮(いしゅく)性鼻炎とよばれる。

(1)単純性慢性鼻炎 症状は肥厚性鼻炎とだいたい同じで、鼻閉、鼻漏過多、嗅覚障害、頭痛などがみられる。しかし、血管収縮剤によって鼻粘膜の腫脹が改善される点で、肥厚性鼻炎とは異なる。治療は、誘因の除去がもっとも重要で、薬剤塗布や消炎剤の投与などの保存的治療も行われる。

(2)肥厚性鼻炎 慢性鼻炎のうち、もっとも多くみられる病態で、鼻粘膜の腫脹が著しく、粘膜の肥厚した状態をいう。

(3)萎縮性鼻炎 粘膜ばかりでなく、鼻甲介の骨も萎縮する型で、その原因はまだ不明であるが、内分泌やビタミンの障害に関係があるという説もある。粘膜が萎縮して鼻道が拡大しているにもかかわらず、鼻閉が主症状であり、粘膜が乾燥して痂皮(かひ)(かさぶた)がつく。汚い痂皮の量が多くなると悪臭が強く、臭鼻症ともよばれる。治療は、鼻洗浄と感染予防のための局所的抗生物質の使用、ときには鼻道を狭くするための手術を行う。

[河村正三]

アレルギー性鼻炎

抗原抗体反応であるアレルギーに原因する鼻炎で、鼻(び)アレルギーともいい、最近増加している。

[河村正三]

血管運動性鼻炎

症状はアレルギー性鼻炎と同じであるが、明らかな抗原が認められないもので、自律神経の障害と考えられている。外気の温度や湿度などに反応して、くしゃみ、水様性鼻漏、鼻閉の発作をおこす。治療には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などを用いる。

[河村正三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

び‐えん【鼻炎】
〘名〙 鼻粘膜の炎症。急性および慢性のほか、萎縮性やアレルギー性のものなどがある。〔医語類聚(1872)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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