●鼻腔【びくう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
鼻腔
びくう
nasal cavity
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デジタル大辞泉
び‐こう〔‐カウ〕【鼻×腔】
[補説]医学では慣用で「びくう」という。
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び‐くう【鼻×腔】
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世界大百科事典 第2版
びこう【鼻腔 nasal cavity】
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びくう【鼻腔】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
鼻腔
びくう
鼻孔(びこう)(鼻の穴)から咽頭(いんとう)に至るまでの腔で、「びこう」とも読む。鼻腔は外気と肺との間の空気の出入路として働き、空気の清浄化、空気の温度と湿度の調節を行うほか、一部分は嗅覚器(きゅうかくき)としての機能をもち、発声にも関与する。鼻腔は、鼻中隔によって、ほぼ左右対称的な、同大な腔に分けられている。鼻腔の形態はこれを取り囲む骨性鼻腔と同じである。鼻腔は前方の鼻前庭と狭義の鼻腔とに分けられる。鼻前庭への入口が外鼻孔である。鼻前庭に生えている鼻毛は短い剛毛であるが、密生、交錯し、空気の塵埃(じんあい)や異物を除去する役を果たしている。鼻前庭を除いた狭義の鼻腔の内面は、血管に富む厚い粘膜に覆われ、外側壁からは上・中・下の3個の鼻甲介が内腔に向かって突出している。鼻甲介の下側にそれぞれ鼻道が縦走している。鼻道は後方で鼻咽道を通って後鼻孔から咽頭に抜ける。鼻腔の上部の一部粘膜には、嗅覚をつかさどる嗅細胞が配列している嗅部がある。多くの哺乳(ほにゅう)動物では、鼻中隔軟骨の下縁にある切歯管の直上部にヤコブソンの鋤鼻器(じょびき)(デンマークの解剖学者ヤコブソンL. Jacobson(1783―1843)にちなむ)とよばれる器官が発達し、嗅粘膜と同じ働きをしている。ヒトでは胎生期には発達しているが、成人になると、ほとんど萎縮(いしゅく)退化してしまう。鼻腔を囲む骨壁内には鼻腔に通じる内腔が4個あり、副鼻腔とよばれる。4個の副鼻腔とは前頭洞、篩骨洞(しこつどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)、および上顎洞(じょうがくどう)である。
[嶋井和世]
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精選版 日本国語大辞典
び‐こう ‥カウ【鼻腔】
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び‐くう【鼻腔】
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