●ABM【エービーエム】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ABM
エービーエム
anti-ballistic missile
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デジタル大辞泉
エー‐ビー‐エム【ABM】[antiballistic missile]
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ABM
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世界大百科事典 第2版
えーびーえむ【ABM】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ABM
えーびーえむ
弾道弾迎撃ミサイルのことで、Anti-Ballistic Missileの略。地上に設置したレーダーと、核弾頭付きの迎撃ミサイルを組み合わせて、飛んでくる敵の弾道ミサイルを破壊するシステム。かつての米ソ両国はSALT(ソルト)-Ⅰ(第一次戦略兵器制限交渉)で結ばれた1972年5月のABM制限条約で、両国のABMシステムの配備を2地域(首府とICBM〔大陸間弾道ミサイル〕基地1か所)に制限し、ABMを100基まで配備できることとした。さらに1974年7月のABM議定書で、1か所に制限した。アメリカでは、セーフガード計画の名で、スパルタンおよびスプリントの2種類の核弾頭付き迎撃ミサイルが開発された。しかしミサイルの弾頭のMIRV(マーブ)(個別誘導複数目標弾)化技術の発達によって、ABMは事実上有効性が小さくなり、アメリカでは1975年10月の議会の決定でその運用が停止された。ソ連もモスクワ周辺にガロシュ・ミサイルを64基配備しただけである。1983年にアメリカの大統領レーガンはABMシステムを上回る構想として、戦略防衛構想(SDI=Strategic Defense Initiative)を発表した。この構想は実現しなかったが、G・H・W・ブッシュ政権のGPALS(Global Protection Against Limited Strikes=限定的弾道ミサイルに対するグローバル防衛)、クリントン政権の戦域ミサイル防衛(TMD=Theater Missile Defense)と国家ミサイル防衛(NMD=National Missile Defense)、G・W・ブッシュ政権の弾道ミサイル防衛(BMD=Ballistic Missile Defense。単にMD=Missile Defenseともいう)に受け継がれた。なおアメリカは2001年12月、安全保障環境の変化を主張し同条約を廃棄することを求めたが、ロシアが同意しなかったため脱退を表明、翌年6月正式に脱退した。
[服部 学]
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精選版 日本国語大辞典
エー‐ビー‐エム【ABM】
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