●L-ロイシン【ロイシン】
化学辞典 第2版
L-ロイシン
ロイシン
L-leucine
(S)-2-amino-4-methylpentanoic acid.C6H13NO2(131.17).略号LeuまたはL.必須α-アミノ酸の一つ.タンパク質構成アミノ酸として,また遊離の状態で広く自然界に分布している.グルテン,カゼイン,ケラチンなどの加水分解物から等電点沈殿法,イオン交換法によりイソロイシンとの混合物を得,2-ブロモトルエン-5-スルホン酸塩かナフタレン-2-スルホン酸塩として分離する.発酵法でもつくられる.光輝のある六方晶系.分解点293~295 ℃(封管中),昇華点145~148 ℃.
-10.8°(水).pK1 2.35,pK2 9.57(25 ℃).pI5.98.1日当たりの必要量は成人14 mg/kg,幼児161 mg/kg.DL-ロイシンはイソカプロン酸の臭素化,アミノ化やイソバレルアルデヒドのストレッカー反応で合成される.融点293~295 ℃.[CAS 61-90-5]
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)
Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「L-ロイシン」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●L-ロイシンの関連情報
関連キーワード
| アミノ酸オキシダーゼ| L-シスタチオニン| スポーツ・サプリメント| アミノグリコシド系抗生物質| BCAA| ケト原性アミノ酸| 日本アミノ酸学会| リガーゼ| GABA茶| アミノ基|