●N-アセチル-D-グルコサミン【アセチルグルコサミン】
化学辞典 第2版
N-アセチル-D-グルコサミン
アセチルグルコサミン
N-acetyl-D-glucosamine
2-acetamido-2-deoxy-D-glucose.C8H15NO6(221.21).略号GlcNAc.グルコサミンのアミノ基をアセチル化したもの.D-体はキチン質をはじめ,ムコ多糖,糖タンパク質,糖脂質の構成成分であり,広く生物界に分布している.水またはメタノール中グルコサミンに小過剰の無水酢酸を作用させると得られる.D-体のα-ピラノース形は融点205 ℃.
+64→+41°(水).β-ピラノース形は融点182~183.5 ℃.
-22→+41°(水).エルソン-モルガン法を利用して検出,定量される.医薬品の原料に用いられる.[CAS 7512-17-6]
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)
Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「N-アセチル-D-グルコサミン」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●N-アセチル-D-グルコサミンの関連情報
関連キーワード
| 非侵襲的脳機能研究法| 6-デオキシ-3-C-メチルヘキソース| N-アセチル-D-マンノサミン| アセトアミド| N-アセチルノイラミン酸| 副腎癌| FDG| ストレプトゾトシン| チミジン| D-ガラクトサミン|