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OSI参照モデル【おーえすあいさんしょうもでる】

日本大百科全書(ニッポニカ)

OSI参照モデル
おーえすあいさんしょうもでる
OSI reference model
国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)が策定した、異なるメーカーのコンピュータやネットワークなどの接続を容易に行うための国際標準規格。開放型システム間相互接続(OSI:Open Systems Interconnection)という通信プロトコルを7階層に分割したモデルである。ISOは、1977年にOSIの国際標準化作業を開始、1982年にトランスポート層の標準、1983年にセッション層の標準の草稿を完成。1984年に策定されたが、1985年にアプリケーション層を追加し、以下の7階層にまとめあげた。
 第7層(アプリケーション層)は、ユーザーが使用するアプリケーションと下位の層へのデータのやりとりを規定する。
 第6層(プレゼンテーション層)は、上位・下位層間のデータの受け渡しに適切な変換や圧縮などの表現法を規定する。
 第5層(セッション層)は、通信プログラム間の通信の開始から終了まで(ログイン・ログアウト)のセッションの手順を規定する。
 第4層(トランスポート層)は、二つのアプリケーション間でのデータ圧縮や誤り訂正、再送制御などの通信方法を規定する。
 第3層(ネットワーク層)は、ネットワーク上の二つのコンピュータ間での通信経路の選択や中継作業を規定する。
 第2層(データリンク層)は、接続された複数のコンピュータ間のデータの伝送方法を規定し、エラーの検出などを行う。
 第1層(物理層)は、通信回線にデータを送出するための電気的な変換や、コネクターのピンの数やコネクター形状などを規定する。
 ところが、1982年に基本仕様を固めた通信プロトコルのTCP/IPが1990年代中ごろに急速に普及したため、OSI参照モデルによる製品はあまり普及しなかった。しかし、OSI参照モデルはTCP/IPの考え方の基本として残り、お互いに相補う形で落ち着いている。[岩田倫典]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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