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X脚【エックスキャク】

デジタル大辞泉

エックス‐きゃく【X脚】
大腿骨(だいたいこつ)の直線軸に対して、膝関節(しつかんせつ)の部分で、すねが外側に傾いてX字状を呈するもの。外反膝(がいはんしつ)。→O脚

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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家庭医学館

えっくすきゃく【X脚 Knock Knee】
[どんな病気か]
 立ったときに、両側の脚(あし)が内側に凸に変形していて、両足のくるぶしの間が開いてX型に見える状態をいいます。
 片側だけの変形は外反膝(がいはんしつ)といい、両側性の外反膝がX脚です。
 子どもの脚は、3歳ころからX脚になり(生理的X脚)、7歳ころに、だいたいまっすぐになって、おとなの脚に似てきます。
 したがって、7歳以上になってX脚があるときは、異常といえます。
[症状]
 両足のくるぶしの間が、指5本分以上開いていれば、変形があると考えます。
 X脚の子どもは、全身の関節が著しくやわらかい(関節弛緩(かんせつしかん))ので、立ったときに、膝(ひざ)がうしろのほうにそり返ったり(反張膝(はんちょうしつ))、足が左右の方向にそっているため足裏のアーチ(土踏まず)が低い状態(外反扁平足(がいはんへんぺいそく))がよくみられます。
 この全身の関節弛緩がみられる場合には、運動に機敏さがなく、転倒しやすいとか、膝に無理がかかりやすいので、夜、寝ているときに脚が痛むという子もいます。
 X線写真では、骨に病的な変化がみられない子どもがほとんどですが、まれに、骨にかかわる病気をもった子どももいます。
[治療]
 X脚の大部分は、年齢的な変形で、成長するとともに、自然に矯正されます。
 ですから、定期的な経過観察だけで十分です。
 以前はO脚と同様、矯正靴を使って治療していましたが、その治療効果は、自然矯正と差がみられないことから、現在は使われていません。
 ただし、骨にかかわる病気が原因でおこったX脚は、手術が必要なことがあります。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

エックスきゃく【X脚 knock‐knee】
両下肢をそろえてひざを合わせた際に左右の足関節部(くるぶしの部分)が離れ,全体としてX字形をとるひざの変形をいう。小児は3~4歳以降は生理的に軽度のX脚であるが,これが異常に,目立つ程度に強くなったものがX脚変形である。O脚変形と同様に,下肢骨の骨端線軟骨の発育に異常を生ずるような病気,すなわちくる病先天性骨異形成が小児期以後に現れたときに,病的なX脚変形が起こる。治療もO脚変形と同様で,ある程度以上の変形は,外見上の問題のほかに,将来膝関節の痛みの原因ともなるので,手術による矯正が行われる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

X脚
えっくすきゃく

膝(ひざ)を頂点として下肢が内方へ凸に彎曲(わんきょく)したものを外反膝(がいはんしつ)といい、両側性の場合をX脚とよぶ。これに対して、下肢が外方へ凸に彎曲したものを内反膝、両側性の場合をO(オー)脚とよぶ。X脚は、くる病、骨軟化症、先天梅毒などでもおこるが少なく、おもに虚弱性体質の小児や肥満児など、下肢の筋力が弱い場合にみられることが多い。このような小児は、歩くと疲れやすく、転びやすいのでわかる。食事に注意し、積極的に筋力を増強することで治癒する。また、膝部の外傷や疾患の後遺症として外反膝をおこすことがある。この場合は片側性であることが多く、K脚となる。原因疾患の治療が必要で、矯正手術を要することもある。なお、成人の場合はいくらかX脚の傾向があり、生理的には大腿(だいたい)骨と脛(けい)骨は約174度外側に開く角をなしており、この角度がさらに小さくなった場合に病的となる。

[永井 隆]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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六訂版 家庭医学大全科

X脚
エックスきゃく
Genu valgum (knock-knee)
(子どもの病気)

どんな病気か

 膝蓋骨(しつがいこつ)を前方正面にして、(ひざ)をそろえて起立した時に左右の内踝(うちくるぶし)が接しない状態をいいます。

症状の現れ方

 歩行を開始したころに歩き方の異常として気づかれることが多い病気です。新生児期のO脚傾向は2歳までに急速に改善し、3~4歳には逆にX脚の傾向が出現します(図32)。この生理的X脚は就学頃には自然消失し、成人の下肢の形状になります。

検査と診断

 専門医の診察を受ける必要があるのは、

①明らかな左右差のあるX脚

②立位での左右の内踝の距離が指4本分以上の重度のX脚

③2歳以前に発症したX脚

の3つです。これらの場合は病気の可能性があるので、血液検査と膝蓋骨正面の立位下肢X線検査を受けてください。

 区別すべき疾患に骨系統(こつけいとう)疾患(先天性の骨の成長障害を呈する疾患群)、骨折、靭帯(じんたい)損傷、感染、腫瘍(しゅよう)などがあります。骨系統疾患、腫瘍性疾患、骨折の変形治癒や骨髄炎(こつずいえん)後の成長障害の診断には、X線検査が有用です。

治療の方法

 3~4歳で前記の鑑別疾患を除外できれば自然回復を期待した経過観察でかまいません。基礎疾患があれば、該当する基礎疾患の治療を行います。装具治療は、骨系統疾患や、X線上で大腿骨と脛骨の骨軸のなす角度が165度以下の場合に考慮されますが、その有効性には疑問が残っています。10歳まで経過観察しても矯正(きょうせい)されなかった場合には、その程度により手術療法を選択することもあります。

川端 秀彦

出典:法研「六訂版 家庭医学大全科」
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

X脚
エックスきゃく
O脚」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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精選版 日本国語大辞典

エックス‐きゃく【X脚】

出典:精選版 日本国語大辞典
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